雛祭りに。
2020年03月04日
三重県津市で不動産会社を営んでおります、
株式会社イーエンの秋田ちひろです。
桃の節句の頃になると、大門商店街の店先にはお雛様が飾られます。
様々な時代のお雛様がガラス越しに早春の陽を浴びて華やかです。
先の日曜は、娘がお雛様を出していました。
33年前、両親が私の娘に贈ってくれたもので、そのまま孫娘のお雛様になりました。
毎年、片付ける時には、白手袋を嵌め雛人形のお顔に和紙を巻き、防虫剤を入れ箱に納めておりましたので、
お雛様やお道具は、殆どが我が家に来た当時のままです。
雛壇飾りの横で微笑んでいた小さな娘の記憶は、そんなにも昔のことなのかと
良く似た小さな孫娘が同じ位置で微笑んでいるのを見て、時が止まったかのような
不思議な感覚でした。
仕事柄、古い家の家財を片付ける機会がありました。
お雛様は何度も処分しました。
「断捨離」や「ミニマリスト」は今ブームなのかも知れません。
けれども無さ過ぎるのはなんだかその人らしさが無くて寂しい。
自分の好きな物を厳選して、少しだけ、大切に持って生きていく人が
カッコいいような気がするのです。
ね。古いお雛様。