ホームデザイナー

2020年03月12日

三重県津市で不動産会社を営んでおります、

 

株式会社イーエンの秋田ちひろです。

 

スマホの中に今、一つだけゲームが入っています。

 

「ホームデザインメイクオーバー」というものです。

 

直ぐ削除するかと思っていたのが、案外長続きしています。

 

簡単に説明しますと、ゲームで得たポイントで、画面上の部屋を徐々に

 

リフォームしていくというものです。部屋やバスルーム、大豪邸の屋外プール

 

古いマンションの外装、テナント…

 

滅茶苦茶です(笑)

 

このゲームの中で自分はデザイナーの立場ですから、

 

自分の好きなものを作るのではありません。

 

発注主の好みを想像しながらパーツを決めていきます。パーツは常に三択です。

 

ゲームですから、実際に家を建てる時の選択の様には複雑では有りません。

 

でも面白いなあと感じるのは、自分の「好み」が段々と見えてくることです。

 

以前、当社で中古マンションの仲介をさせて頂く機会がありました。

 

高層階で、春は満開の桜並木が川沿いに見える、眺望のよい部屋でしたが、

 

ガランとしてちょっと時代の経過を感じさせる部屋に、内覧に来られたお客様が

 

「リフォームした状態がイメージ出来ない。」と後に言われたと聞きました。

 

モデルルームは「仕上がって」いて、内覧した方が生活をイメージし易く出来ています。

 

空っぽの部屋を見て「お好きなように」と言われても、多くの方は戸惑うばかりでしょう。

 

中古物件を購入される予定がある方は、「好きな部屋」の資料をある程度集めて

 

「壁はどんな材質か」「色は」「その壁に対して天井の色は」など分解して決めていくと

 

実際に住んだ時、好きな雰囲気に近いものが出来上がっているかも知れません。

 

普段から町を「自分の好きな感じ」を探しながら歩くのも楽しいものです。

 

「あの鉄の窓枠が好き」「この古い扉が素敵」「あの庭木は何という品種だろう」

 

やがて他人が全部考えたものより、愛着が持てる家が想像出来そうです。