最期は1人

2022年02月05日

三重県津市で不動産会社を営んでおります、

 

株式会社イーエンの秋田ちひろです。

 

先日、年老いた息子が介護し亡くなった母親の主治医を呼び出し、

 

銃で殺害したという痛ましい事件がありました。

 

母親の介護が自分のなすべきことの全てで、母親が亡くなって生きている甲斐が

 

なくなったと取調べで語ったそうです。

 

最愛の母が自分に何を一番願って亡くなったか少しも想像できなかったのでしょうか。

 

大阪で心療内科を放火し亡くなった男は、家族にも去られ天涯孤独だったと聞きました。

 

また別の事件。満員電車で殺人放火した男は、映画の主人公の派手な格好を真似て

 

悠然と煙草を吸って座っていた映像が目に焼きついています。

 

独りぼっちで鬱々とした日々を送った彼は犯罪者になることで自分の存在をアピールした

 

のでしょう。

 

どの犯人も「孤独」が犯罪の原因であったかのようにマスコミは騒ぎ立てました。

 

孤独を否定する人は、きっと人の決めた価値をものさしにして生きてきた人です。

 

孤独に生きることを自分で決めて、丁寧に美しく生きる人を私は何人も知っています。

 

生きる喜びは誰かが与えてくれるものではなく、自分で作り出すものだと

 

その人達はちゃんとわかっています。家族や友人がいても「孤独」はしっかりとあります。

 

誰もが最期は1人。死ぬ時は自分ひとりであることは全ての生き物に平等です。

 

誰かに認めて貰うためだけに生きている訳ではないと私はおもいます。