クマ受難
2023年10月27日
三重県津市で不動産会社を営む株式会社イーエンの秋田ちひろです。
北海道や東北でクマに襲われた人のニュースが毎日の様に報道されています。
どんぐりの実が今年は大凶作なんだそうです。
冬眠前にたっぷり食べなくてはならないクマが、お腹を空かせ苛立って、
人里にやってきて田んぼや畑の穀物や野菜を荒らすだけではなく
今まで目撃されなかった町中まで出没し始めています。
先日NHKで「オソ18」という熊を取り上げた番組を観ました。
北海道の飼育牛を沢山襲って食べた有名なヒグマです。
人間の前に決して姿を見せないとても頭のいいクマだと度々のニュースで知っていました。
クマは本来、樹の実や葉を食べる生き物なのに、
オソは若い頃お腹を空かして肉の味を覚えてしまった。
クマの平均寿命が20年位なのに、肉しか食べなかった身体は10年過ぎで弱って
素人に撃ち殺され終わりました。
森で生きる熊たちは人間が招いた温暖化、自然破壊、頭数操作の被害者です。
解体されたオソ18の肉を仕入れた銀座の店で、肉に舌鼓を打っていた若者が
「人間の敵を食べている満足感」という言葉を口にしました。
背筋がゾクッとしました。